第11章 ヤキモチ
「きゃっ!」
まどか はベッドの上で青根に抱かれている状態になってしまった。
「……青根ちゃん…こういうの困るから…離してくれないかな……」
青根に抱き締められながらまどか は赤面しドキドキしていた。
「…………本音、話してくれないか。」
青根は少し抱き締める力を強めた。
「…………青根ちゃん……あのね……昨日あの時お父さんが止めてくれてホッとしちゃったの………私本当は青根ちゃんとキスするの嫌じゃなかったんだと思うんだ……………他に好きな人がいるのにね。
私は二口の事が好きだけど…青根ちゃんも大事だし居なくなるのは嫌。…………私はワガママで最低だよね。」
まどか は青根の胸に顔を埋めながらゆっくりと話した。
「……………本音聞けて良かった。………俺からはまどか から離れる事は無い。だからいつも甘えて欲しい……」
「うん……ありがとう。……優しい青根ちゃん大好きだよ。」
まどか は少し顔を覗かせて青根に笑って見せた。