第11章 ヤキモチ
青根の家を訪ねると高伸は部屋に居ると言われまどか は青根の部屋へと向かった。
コンコン
「青根ちゃん?」
まどか はドアをノックして声をかけたが返事は無い。
ドアノブ捻ると扉が開いたのでまどか はそのまま部屋に入る。
部屋にはベッドで寝ている青根が見えた。
青根ちゃん寝てたんだ……
起こしちゃ悪いかな。
……ふふっ青根ちゃんの髪の毛フワフワ。
まどか はベッドそばに行き寝ている青根の髪の毛をクシュクシュと触っていた。
青根は髪の毛を触られていたのに気付き目を擦ったまままどか の腕を掴む。
「あっ、青根ちゃんごめん!」
まどか は声をかけると青根が目を覚ました。
「………………まどか 。」
青根はまどか の腕を離してあげ
横になった状態でまどか の顔を見ていた。
「……青根ちゃん昨日眠れなかったんだよね。……ごめんね、メール待ってたんだよね。」
「………………俺こそごめん。先に帰ってしまって。会いたく無かったのかと思ってた。」
やっぱり…青根ちゃんには嘘付けない……。
「…………本当はメール返せなかったの。
……メールでは本音を話す事が出来なかったから………ごめん、青根ちゃんにも本当は会いたく無かったの。」
青根は俯きながら話すまどか の
腕を掴みベッドに引き寄せた。