第11章 ヤキモチ
部活中青根は特に変わった様子はなく部活に参加してたのでまどか は内心ホッとしていた。
部活の休憩中
まどか は二口に声をかけられる。
「まどか 、今日青根の様子おかしいんだけど何か知らね?」
「えっ!?今普通に部活参加してるじゃん!」
「朝からおかしいんだよ。人の話も聞かずぼんやりしてたり、授業中居眠りして先コーにも叱られてたり。何かあったのか聞いても話してくれねぇし。」
青根ちゃんも昨日の事気にしてるの?
「…………そう…なんだ。」
まどか は考え込んでしまった。
…………やっぱり原因はまどか だな?
「幼馴染みさんよー、早くいつもの青根に戻してくれよ?」
二口はそう言ってまどか の肩をポンと叩いて練習に戻っていった。
いつもの青根ちゃんに戻せと言われても
私はどうすればいいんだろう。
授業中居眠りとか青根ちゃんにとってはあり得ない事だし……昨日寝れなかったのかな。
……もしかしたらメールの返信待っていたのかもしれない。
そう思ったまどか は嘘でもいいから
【大丈夫、気にしてないよ!】と
返信しておけば良かったと罪悪感で一杯になっていた。