第10章 二口の悩み
赤面しているのをバレたくなかった
まどか は紛らわす為スマホを取り出す。
画面をみると青根からメールが来ていた。
「あれ?青根ちゃんからメール来てる。」
まどか はメール内容を確認した。
「青根何の用だったの?」
「……まだ帰って来ないから心配してたみたい。青根ちゃんに歯医者の事教えていい?」
「青根になら別にいいよ。もう終わった事だし。」
俺と一緒に居るの知ってんのに心配とか。
…………やっぱり青根はまどか の事好きなんだよな。
「なぁまどか は青根に恋愛感情とかねぇの?」
まどか は青根にメールを返信してる最中に突然そんな事を言われ手が止まる。
「…………うーん。無いっていったら嘘になるかも。……でも私は他に好きな人が居るから。」
好きな奴…ねぇ。
「へぇ、そっか……。ところで、パフェ食わねの?アイス溶けるぞ?」
「わわっ食べるよ!」
まどか は二口が使ったスプーンで食べ始めた。
フフっ、間接キスしちゃった♪
まどか はパフェを食べながら
幸せな気分に浸っていた。