第10章 二口の悩み
まどか は急いで着替え
二口の待つ体育館へ急いだ。
「はぁ…はぁ…、…二口お待たせ!」
「まどか 遅い!早く来いって言っただろ!」
「もー!走って来たのに怒鳴らないでよ!」
「はいはい。お疲れさん!ほらっ行こうぜ!」
二口が立ち上がるとまどか の後ろから声が聞こえた。
「あれ?二口帰ったんじゃ無かったんだ!岬とデート?」
まどか が振り向くと小原と青根が立っていた。
「青根ちゃんと小原くんお疲れ様!デートじゃないから!今から歯ー…ムグ」
まどか が二人に話すと話の途中で二口に
口を塞がれた。
「まどか 喋んなよ!!本当何でもねぇから。青根、今日だけまどか 借りてくな。じゃあな!」
二口はまどか の腕を引っ張って行ってしまった。
取り残された二人は
「………何だ?デートじゃ無いならどこに行くんだろ。なぁ青根?」
青根は小原にコクンと頷く。
「じゃあ帰ろう!」
小原と青根は途中まで一緒に帰った。
青根は先程の仲の良さそうな二人を見て
正直ショックを受けていた。