第9章 酸っぱいグミと甘いアメ
まどか は一旦家に着替えに帰り青根の家に行った。
青根宅の夕飯はすき焼き。
まどか は夕飯は一人で食べる事が多いので鍋物なんて滅多にしない。
皆でワイワイ鍋をつつくだけでも嬉しかった。
夕飯を食べ終えまどか は夕飯の片付けを
手伝う。
「まどか ちゃんは何もしなくていいのよ?」
「いえ、洗い物します!タカくんママこそ休んでて下さい!」
まどか はそう言って青根の母をリビングへと行かせた。
まどか は洗い物をすすごうとすると
青根がやって来て泡がついた皿に手を伸ばした。
「青根ちゃん手伝ってくれるの?ありがとう!」
まどか は青根の然り気無い優しさにニッコリした。
洗い物が終わり
青根は風呂に入る為着替えを取りに自分の部屋に戻ろうとした。
「青根ちゃん、部屋行くの?私も入っていい?」
青根はまどか はご飯を食べたらすぐに帰るだろうと思っていたのでその言葉に驚いた。
「………………いいよ。風呂入ってくるから部屋で待ってて。」
青根はまどか を自分の部屋に入れてあげた。