第9章 酸っぱいグミと甘いアメ
そんなまどか を見て涼はニヤニヤしながら突然そんな事を言い出した。
「まどか ー。二口をお菓子で例えると酸っぱいグミっぽくない?なんかツンデレっぽいお菓子でしょ。」
「……確かに……酸っぱいのは表面だけだからツンデレっぽいかも!二口はツンデレ……かなぁ?私にはデレなんてあんまり見せた事ないんだけど……」
さっきので充分見れたと思うんだけどな…。
「気付いてないならまぁいいや。まどか お弁当喜んで貰えるといいね!」
涼は授業が始まる為席を立ち上がった。
「うん!あっ、涼ちゃんこれあげる!」
まどか は青根に貰ったパックのジュースをひとつ涼にあげた。
「サンキュー。また後でね!」
涼はジュースを受け取り自分の席へ戻った。
まどか は気付いていないけど
幼馴染みくんはまどか の事好きなんじゃないのかなぁ。
……だとすると幼馴染みくんが不憫すぎるんだけど。
涼は授業中そんな事を考えていた。