第9章 酸っぱいグミと甘いアメ
まどか の幼馴染みって……
「ねぇまどか ?幼馴染み…青根くんはいつもまどか の頭撫でたりするの?」
そばにいた涼は青根の行動が気になり聞いてみた。
「しない!しない!私も頭撫でられてビックリしちゃったよ!」
「………そっか。じゃあ青根くんはまどか が二口を好きだって知ってるの?」
「うん。知ってるけどなんで?」
「いや、ちょっと気になっただけ。」
「?変な涼ちゃん。」
まどか は二口から貰ったグミを頬張ると
「~~っ!……うぅ…めちゃくちゃ酸っぱい!」
グミが酸っぱくて
まどか は泣きそうな顔で涼に訴えた。
「あんた全部一度に食べたの?二口も一粒づつ食べろって言ってたじゃん!ほら、もう吐き出しちゃいな。」
「………大丈夫。だいぶマシになった…二口こんな酸っぱいグミが好きなのー!?」
まどか は甘いお菓子が好きなので二口の嗜好があり得なかった。