第9章 酸っぱいグミと甘いアメ
3限目の休み時間
二口と青根はまどか が居る教室に向かっていた。
「……まどか に持ってこさせれば良かったのに」
青根に強引に連れて来られたのだろう。
二口はダルそうに歩いていた。
途中で青根が自販機に寄る。
パックの飲み物を買おうとすると
「喉乾いたのか?」
二口が聞いてきた。
「…………まどか にあげる分」
そう言って青根は二つジュースを買った。
俺が弁当頼んだのになんで青根が飲み物買うんだろ。
そもそも青根がまどか の教室まで付いてくる必要があるのか?
二口は青根の行動を不思議に思っていた。