第8章 家庭の事情
一方部活を終えたメンバー達は片付けをし
部室で着替えていた。
二口はまどか が言っていた言葉が気になり青根に尋ねる。
「なぁ青根!まどか 朝練参加出来ないって言ってたじゃん。何かあんの?」
青根は聞いてきた二口の顔を見るだけで黙ったままだった。
「確かに朝練だけ出れないっていうの気になるよな。」
二口の話を聞き同じ2年の小原が話に入ってきた。
「青根は何か知らねぇの?」
更に二口は青根に聞いてみた。
「…………俺が話していいのか分からない
……まどか 本人に聞いてくれないか」
青根はまどか が父子家庭というのを
勿論知っているのだが勝手に喋ってもいいのだろうかと思いそう二人に話した。
なんか事情があんのか?
「……まぁ後でまどか に聞いてみるか。」
「本人に聞くのが一番だよな。」
二口と小原は納得した。
みんな着替え終えてから二口と青根と小原は体育館へと戻る。
まどか と滑津はまだ戻って来ていなかった。