第8章 家庭の事情
「もー!マイマイ嘘つかないでよ!」
嘘だったと知りまどか は顔をあげ滑津に訴えた。
「えへへ。まどか ちゃんごめんね。よく部活見に来てたから好きな人でもいるのかなって思ってカマかけちゃった!」
「…………居るけど……恥ずかしいからマイマイには言わないよ?」
「えー。教えてくれなきゃつまんないよ~。まどか ちゃんと恋愛話したいのにぃ。」
……だって二口の事言って茂庭さんみたいに
物好きだって言われたくないもん。
「…………じゃあ気が向いたら教えてあげる!マイマイは好きな人は?」
「居るよっ!でも違う部活なんだ!」
「もしかしてその人、彼氏?」
「えへへ。うん、そうなんだ!」
滑津は照れくさそうに笑った。
「いいなー!マイマイ幸せそう!」
「毎日楽しいよっ!まどか ちゃんもその好きな人とうまくいくといいね!」
「…………うん。その前にもっと仲良くならないとね!」
まどか は苦笑いをした。
「フフッ、まどか ちゃん頑張ってね!」
二人はこんな話をし
前よりも喋る機会が増えた事で更に仲良くなっていた。