第7章 思わぬ勧誘
部活も終了し
上着を取りに来た茂庭そして鎌先と笹谷がまどか の所にやって来た。
「先輩方お疲れ様でした!」
まどか は立ち上がり三人に声をかけた。
するとすぐに鎌先が興味を示したのか
「お前ちっこいなぁ!何センチだ!?」
まどか に聞いてきた。
「えっ……150㎝ですけど。」
「150!?ちっちゃいなー!!」
鎌先はガハハと豪快に笑いながら小さい子供の様にまどか の頭を撫でていた。
小さいからって子供扱いされている……
先輩だけど殴っていいかな?
そんな鎌先にまどか はムッとした。
「鎌ちそんな事言ったらまどか ちゃんに失礼じゃないか。」
茂庭は慌てて鎌先に注意する。
「本当鎌先さん失礼ですよ!それに子供扱いしないで下さい!」
まどか は鎌先に訴えた。
「おっ!やっぱり気にしてたか。悪りぃな!子供扱いして!」
鎌先は笑いながらまどか に謝った。
絶対この人悪いと思ってないし!
まどか の機嫌はあまり直らなかった。
「まぁまぁ、鎌ちは悪気で言ってる訳じゃないから許してやってよ。」
笹谷は機嫌が悪いまどか をなだめた。
「………本当は殴りたい位ムカついてましたけど殴るのはやめておきまーす!」
まどか はニッと笑った。
そこにいた3人はそんなまどか を見て
威勢いいな!と思ったに違いない。