第6章 バレてしまった!?
「何だよ笑いやがって!」
二口は笑っていたまどか に気付き頭を軽く小突いた。
「ごめんごめん。二口もやっぱり先輩慕ってるんだなって思ってさ。」
まどか は二口にニッとした。
「慕って悪いのかよ!」
二口はそう言ってまどか の髪を
グシャグシャと乱し
「じゃあ茂庭さん待ってますから。」
二口はそのままコートへ戻っていった。
「もう、二口のせいで髪の毛乱れたじゃん。」
まどか はブツブツ文句言いながらも嬉しそうにしていた。
「まどか ちゃんは物好きだねー。」
茂庭は練習に参加する為上着を脱ぎながらまどか に話す。
「へっ?物好きってどういう事ですか!?」
「好きなんでしょ?二口が。」
「はぁ!?何で私が二口の事を!!」
まどか は茂庭に言われ少し焦った。
「さっき聞こえちゃったんだよね。格好いいなぁ二口って。」
そんな事を言われまどか は赤面し
茂庭の腕をガッと掴みながら必死に頼み込んだ。
「だっ、誰にも言わないで下さい!」