第5章 お昼を食べよう!
「まどか もしかして牛乳嫌いだった?だから成長しないわけだ。」
二口はニッと笑う。
……成長しないって身長でしょうか?
それとも胸の事言ってるのでしょうか?
二口の事だし多分両方の事なんだろうな。
「飲むよ、牛乳!嫌いじゃなくて苦手なだけだもん!」
まどか はパックにストローを挿して飲み始めた。
牛乳飲むの4年ぶりだ。
……あれ?なんだ意外と飲めるじゃん。
むしろ美味いんだけど……
青根は小学生の頃からまどか が
牛乳が苦手なのを知っていたので
心配そうに見ていた。
「…ねぇ!牛乳美味しくなった?普通に飲めるんだけど!」
まどか は二人に興奮気味に話す。
それを聞いてホッとしたのか青根は
嬉しそうにした。
「牛乳の味なんて変わんねぇだろ。
まどか の味覚が変わったんじゃね?」
頬杖をつきながら二口は話した。
「味覚が変わったのかも!飲まず嫌い治してくれて二口ありがとね!」
まどか は二口にニッコリ笑った。
「べっ、別に…ただ牛乳お前にやっただけだし……」
二口はプイッと視線を反らした。
あれ?照れちゃったかな。
フフっ、可愛いなぁ。
二口の反応をみてまどか は嬉しそうにした。