第24章 正直な気持ち
二口が唇を離すとまどか は力が抜け
へなへなとその場に座り込んだ。
やべっ、やり過ぎた!
「ごめん。まどか 大丈夫か?」
二口は座り込んだまどか と目線が合うように頭を撫でながら心配した。
まどか は赤い顔で呼吸を整えながらゆっくりと話し出した。
「うん……平気だよ。………ねぇ二口…何で昨日……私の告白を……断ったの?」
「その話、向こうでしようか。」
二口はまどか をお姫様抱っこして
リビングに向かった。
お姫様抱っこをされたまどか は
初めての経験でドキドキしながら二口の顔を眺めていた。
二口はまどか をソファーに座らせて
自分も隣に腰掛ける。
「……二口、頬腫れなかった?昨日引っ叩いてごめんね。」
まどか は昨日引っ叩いた左頬にチュッと
キスをした。
「大丈夫。もうそんなに腫れてないだろ?
……まどか からキスしてくれるなんて俺嬉しいんだけど。」
二口はまどか の手を優しく握り指を絡めさせた。