第24章 正直な気持ち
父親は二人の話を聞いて思い立ったように
まどか に話した。
「まどか ちゃん、父さん遊びに行って来ていい?夕方には帰るからさ!」
「うん、わかった。いってらっしゃい。」
「じゃあ二口くんだっけ。ゆっくりしてってね!」
父親は二口の肩をポンと軽く叩き二人に手を振り出掛けて行った。
二口はそんなまどか の父親の後ろ姿に頭を下げていた。
まさか今日も二口に会うとは思わなかった。
何の話をしに来たんだろう。
昨日引っ叩いた頬大丈夫だったかな……。
まどか はそんな事を思いながら
二口を自宅に上がらせた。