第23章 二口の想い
朝、茂庭家の目覚ましでみんな起こされる。
二口のスマホにはメッセージが届いていた。
メッセージを送った相手は青根。
今日青根の自宅で話をしたいという内容だった。
「茂庭さん、青根から話がしたいってメッセージが来てました。」
メッセージを確認した二口が茂庭に話した。
「ちょうど良かったじゃん。
二口は絶対にまどか ちゃんへの想いを
きちんと青根に話しなよ!」
茂庭は二口の背中をバシッと叩いて気合いを入れさせた。
「はい。俺はもう逃げないって決めました。正直に青根に話してきます!茂庭さんありがとうございました!!」
二口は頭を下げ帰っていった。
「二口、ちびすけとうまくいくといいな。」
「大丈夫だよ。絶対にうまくいくから!」
茂庭は嬉しそうに二人に話す。
「……茂庭さ、まだ他に知ってる事あるだろ?教えろよー!」
笹谷が昨日から自信ありげに言う茂庭を見てまだ隠してる話があるだろうと吐かせようとした。
流石に青根の話は喋ったらまずいもんな。
「教えないよ!!二人は知らなくてもいい話!
ほらっ、早く支度しなっ!
出掛けるの遅くなるからな!」
「「ういーす!」」
三人も支度を済ませて出掛けて行った。