第23章 二口の想い
流石に青根がまどか ちゃんに告白して振られた話は知らないよな……。
「二口さ、青根に俺もまどか ちゃんの事好きなんだって言ってみろよ。
お前は一度青根と話す必要がある。
まどか ちゃんに告白されて本当は嬉しかったんだろ?振って後悔してるんだろ?」
茂庭は真剣な眼差しで二口に問いただした。
「……告白されて嬉かったです。振って後悔してます。……明日青根と話します……。」
二口は俯いたままゆっくりと話した。
「うん、それが一番いい。正直に青根に話せばきっとわかってくれるはずだから!」
茂庭は二口の肩をポンと叩いて励まし
励まされた二口は自然といつもの表情に戻っていった。