第23章 二口の想い
二口の話を聞いた三人はあまり納得いかない表情を見せた。
「二口は青根に嫌われてしまうと思ってちびすけの告白を断ったのか……。でも青根はそんな心の狭い奴じゃねぇだろ。」
そんな鎌先の言葉に続けて笹谷も話す。
「そうそう、二口の思い過ごし。だって青根はまどか ちゃんが二口の事好きだって前から知ってたんだから。青根はさ、今まで二口の事悪く言ったりしてないだろ?」
「青根はまどか が好きな奴は俺だって知ってたんっすね……。青根は俺の事悪く言ったりしたの一度も無いっすよ。」
「え?青根もちびすけの事が好きでその青根はちびすけが二口の事が好きだっていうのを知っていたって事?………なんか言ってて訳わかんなくなってきた。」
「鎌ちうるせぇよ。訳がわからないなら黙っときなよ!」
笹谷が鎌先の頭をチョップした。