第20章 報告と・・・
さてと……帰ろう。
そういえばまどか の家の隣って青根くんの家なんだよな。
涼はチラリと青根宅を見ると
玄関から誰か出てくる。
!!青根くん出てきた!
涼はそこで立ち止まっていると
青根は涼に気付き話し掛ける。
「………………何か用ですか?」
に、睨まれてる!?……怖いんだけど!
「あっ、あの私、まどか の友達です!」
「………………あ…ごめん。……俺に何か用?」
「あっ、いえ。青根くんは今からどこか行くんの?」
「………………コンビニに行くけど。」
「………あの、私も付いて行っても良いですか!?」
はっ、青根くん困惑してる!?
これじゃ私が不審者だよ!
まどか の友達は俺と話がしたいのか?
「………………別に構わない。」
青根が了承してくれた為
涼はコンビニまで一緒に付いて行った。
「…………まどか から俺の事聞いた?」
「……うん。さっきまどか が話してくれた。青根くんはさ、あの子の事ずっと前から好きだったんだよね。」
「………………ああ、小学生の頃からだから。」
「…………そんな昔から。あの子に告白したのはこの間が初めてだったの?」
「………………そう、フラれるのは前提で告白した。……まどか に気持ちだけは知ってて欲しかったから。」
青根は俯きながらゆっくりと話した。