第19章 ○○の計画
「麦茶、おかわり注ごうか?」
まどか はテーブルに手をついて立ち上がると二口に腕を掴まれた。
「おかわりは要らない、そこに居て。」
「う、うん。」
まどか は頷きまた座り込んだ。
二口はまどか が座ったのを確認するとゆっくり話し出した。
「…………あのさ、まどか は遊園地とか好き?」
「遊園地?うん!大好きだよ。」
「姉貴から遊園地のチケット貰ったんだけどさ……テスト終わったら一緒に行かねぇ?」
二口はグッと手に力を入れ緊張しながら
まどか を誘った。
「えっ!や、あの…わ、わたしでいいの!?」
まどか は突然の事で驚きを隠せずにいた。
「うん。遊園地って聞いてまどか の顔が真っ先に浮かんだ。無理には誘わない……良かったら……。」
「行く!二口と遊園地行きたい!!」
「!本当に俺とでいいのか!?……まどか 好きな奴居るんじゃ……」
即答したまどか に二口は驚き聞き返していた。
二口気にしてたんだ……。
「うん、二口と居ると楽しいもん!
………今度二口に私の好きな人教えてあげるねっ!」
「今度っていつだよ?」
「いつだろうなぁ……わかんない!」
まどか はテヘッと笑ってみせた。