第19章 ○○の計画
「ねぇ、二口。私に何か用があったんじゃ無かったの?」
夕飯の片付けを終えたまどか が麦茶を注ぎながらリビングに居た二口に声をかけた。
「……ああ。話あるからこっちに来てくれねぇ?」
「話?うん、わかった。」
まどか は麦茶をテーブルに置き
二口の近くに座り込んだ。
「まどか テスト勉強進んでる?」
「今日は勉強しなかったよ。二口は青根ちゃん家でテスト勉強してたの?」
「ああ、小原と女川も一緒にな。」
「やっぱりバレー部は仲良しだねっ。
私もマイマイとテスト勉強しようかな…。」
「滑津は彼氏と一緒に勉強するんじゃねぇのか?」
「あっ、そうだ!マイマイ彼氏居たんだった。じゃあ涼ちゃんと勉強しようかなっ♪」
俺はテストの話をしに来たわけじゃない。
早く誘わないと。
二口は麦茶を一気に飲み干した。