第18章 避けないで!
料理が完成しテーブルへ運ぶ。
「…………これまどか の。」
そういって青根が差し出したオムライスにはケチャップで絵が書いてあった。
「フフっ可愛いうさぎさん!」
まどか は絵を見てニッコリ笑い
「青根ちゃんのも私が書いてあげる!」
青根のお皿を引き寄せた。
「はい、完成!」
「………………タヌキ?」
「タヌキじゃないし!熊だよ!」
「………………似てないけど可愛い……いただきます。」
似てない言われた!!けど可愛いなら許そう。
「いただきます!」
……あっ、美味しい。
青根ちゃん料理出来るんだ!
「ごちそうさま!青根ちゃん美味しかったよ。」
「………………良かった。片付け俺がするし支度しておいで。」
「えっ!?流石にそれは悪いよ……」
「…………いいから。出掛ける準備まだなんだろ?」
「う、うん!青根ちゃんありがとう。じゃあ片付けよろしくです。」
まどか はリビングを出ていった。
……はぁ、話はしてくれるけどやっぱりあんまり顔を見て話してくれないな……
青根は後片付けをしながらため息をついていた。