第16章 一緒に・・・!?
「えっ!?い、一緒にー!?」
まどか は二口の言葉にビックリしまた更に赤い顔をした。
おっ、二口大胆だな。
俺は止める理由は無いもんな。
「まどか ちゃんが良いなら二口と一緒にベッドで寝ればいいよ。」
茂庭はまどか に話した。
ええっ、茂庭さん!?
青根ちゃんは背を向けてるから起きてるかわからないし…
笹谷さんはニヤニヤしてるし……。
「まどか 何処で寝るの?」
「……~っ、ベッドで寝る……」
まどか は赤い顔してベッドの布団に潜り込んだ。
「じゃあ電気消すよ?」
茂庭はリモコンで常夜灯にした。
まどか は二口に背を向けてベッドの端で横になる。
二口は何で一緒に寝ればって誘ったの?
私が煩かったから?二口はベッドで寝たかったから?ただの気紛れ?
とにかくすぐ近くに二口が寝てるなんて……
ヤバイ……考えただけで寝れないよ。
でも寝ないと……
まどか はドキドキしながら目を瞑った。
二口は布団に潜りながらベッドの端で背を向けているまどか を見ていた。
先輩たちの所でまどか を寝させたくなかったんだよな。
笹谷さんは何かニヤニヤしてたし、
茂庭さんは多分まどか の隣じゃ寝ないだろ。
鎌先さんは寝相悪いから潰されそうだし青根の隣には一番寝かせたくない。
だから一緒にベッドに入れさせたけど……
この距離なんだよ。しかもあからさまに俺を見ないように寝てるし。
そんなに俺と一緒に寝るのが嫌なのかよ?
まどか の態度にちょっとムカつきながらも二口もそのまま眠った。