第12章 お誘い
みんなで青根ちゃん家かぁ。
大きめの荷物だからお泊まりなのかな。
楽しそうだなぁ……
まどか は後ろからメンバーを見ながら少し羨ましそうにしていた。
すると今度は鎌先が振り向きまどか の腕を掴み前に歩かせた。
「ちびすけ歩くの遅せぇぞ!」
「ちびって言わないで下さい!それにみんな歩くの速いですよ!」
まどか は鎌先に文句を言う。
そんな二人を見てた笹谷はまどか の空いていた片方の腕を掴み
「ほい、連行される宇宙人の出来上がり!」
と遊んでいた。
「「プッ、アハハハ!!」」
両腕を捕まれたまどか の姿を見てメンバーは笑う。
「まどか それ似合ってんじゃん!」
二口は腹を抱えてゲラゲラ笑っていた。
みんなそんなに笑わなくても……
まどか は笑われた事で恥ずかしく少し顔を赤くしながら笹谷に訴えた。
「もう、私で遊ばないで下さい!」
みんなと並んでると幼女にしか見えないし反応が面白いから、からかいがいがあるんだよなぁ。
怒るまどか に笹谷は笑うだけだった。