第12章 お誘い
暫くし青根の自宅に到着する。
「それじゃあ、失礼します!」
まどか はみんなに挨拶すると
茂庭が不思議そうに聞いてきた。
「あれ、まどか ちゃんは青根ん家に来ないの?」
「えっ!?私もいいんですか?」
「この間何で誘わないのかっていじけてたの誰だっけ?」
二口が話にわって入った。
「いじけてないもんっ!」
「へぇ、じゃあ来なくていいんですよー?」
「こらっ、いい加減にしないか!」
茂庭は軽く二口の頭を叩いて
「じゃあ待ってるよ!」
まどか に手を降った。
「はい!着替えてから来ますね!」
まどか は自宅に入っていった。
「はぁ…二口もさ、もうちょっとまどか ちゃんに優しくしてあげなよ。女の子なんだから。」
茂庭はため息混じりで二口に言う。
「俺女の子には結構優しくしてるつもりですよ?まどか 以外には。あいつはからかうの面白いから。」
「!!二口それ俺にもわかる!まどか ちゃんって反応が面白いから虐めたくなるよな?」
笹谷が話に乗っかり
「そうか?俺にはすぐ怒るだけだけどな」
鎌先は少し不服そうにした。
「「それは鎌ち(鎌先さん)がストレートに言い過ぎるからだろ!!(でしょ?)」」
笹谷と二口がほぼ同時に鎌先に言い
「そんなんだから女の子にモテないっすよ!」
更に二口は苦言を言った。
「んな!なんだと、二口てめぇ!調子のりやがって!」
「いや、本当の事言ったームグッ」
青根がいつものように二口と鎌先の言い争いを止めた。
……なんでまどか ちゃんはこんな奴の事が好きなのかね。
応援してあげたいけど二口はまどか ちゃんに恋愛感情無さそうだよな……
茂庭は二口を見ながらふぅーっとため息をついて頭を掻いていた。
そんな茂庭を見ていた青根。
「?青根、どうした?」
青根に気付き茂庭は声をかけると
青根は首を横に振り、何でもないという素振りを見せた。
メンバー達はやっと青根の自宅に入っていった。