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FFVII いばらの涙 邂逅譚

第5章 forbidden lovers


 暴れるシャロンの身体を押し倒し、両手首を押さえつけ舌でシャロンの滑らかな肌を犯していく。
彼女の身体は逃げるように腰をくねらせるが、ただセフィロスの気持ちを煽るだけだった。

「フッ、忌々しい」

セフィロスがシャロンの衣服を荒々しく乱し、その両足の間に手を滑らせる。

「やだっ……なにしてるの」
「犯してるのさ」
「嫌、やめて……」
「お前が欲しい……私と共に来い、シャロン」

 セフィロスはシャロンの両足を無理矢理こじ開け、下着に手を入れると湿った破れ目を得意げになぞり、ついに蜜壷の入り口に指をかけた。

「セフィロス! そんなとこ、やだ、触らないでっ……」
「男を知らない訳ではあるまい。久しぶりの快感が欲しくはないか? 私が面倒を見てやる。必ず頂へ導いてやろう……」

 羞恥心で顔を真っ赤にしたシャロンは必死に抵抗するが、身体に上手く力が入らない。絶え間なく与えられる不思議な感覚が身体を襲い、両手の拘束が解かれても全力で逃げることが出来なかった。
 ふいにセフィロスがシャロンの足を強引に広げる。シャロンは突然の出来事に起き上がろうとするが反応が遅れ、セフィロスは既にシャロンの両足を押さえつけ、内腿に舌を這わせた。

「なっ、ん、やだぁっ……んぁぁ、やめてぇ」

 舌を秘部に運びながら指で水音を立てる。そこへ辿り着いた舌は溢れた蜜を舐めとり、既にシャロンの反応の良い場所を探り当てていた彼は執拗にその場所を犯した。シャロンの身体が上へと逃げようとするが、両足を固定するセフィロスの腕がそれを許さなかった。
シャロンは羞恥と快楽の狭間でただセフィロスにされるがままになるしかなかった。いやらしい音を立てながら蜜を舐めるセフィロスを見て、こんな状況の中わずかにでも反応してしまう我が身が情けなくなりシャロンはとうとう涙を零した。

「そんなに嫌か? 私に抱かれるのは」
「だって……私……」

 セフィロスが片手でシャロンの頬を包み瞳から零れ落ちる雫を優しく拭い取ったと思えば、一変厳しい目付きでシャロンの瞳を捉える。

「またヴィンセント……か。お前はそうしていつまでも過去に縋り付いて生きていけばいい。……私はもはやお前の心まで手に入れようとは思っていない」
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