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花寵腐月

第1章 花寵腐月


「もうイったよぉ・・・!」
「へぇー、そっか。」
震える子宮で懇願しても、修平は全く許してくれない。
膝は何度も折れ曲がり、目は何度も白目を向こうとも、修平があたしの腰をしっかり支えて離さない。
「真砂子がイってる時ってめっちゃ気持ちいいから止められねーわ。今日は生だから尚更。」
「えっ!?」
生だなんて聞いてない。生でヤったことなんて一度もない。
「え?気付いてなかった?ゴム付けるの止めたじゃん。」
そういえば、と思い返す。立たされる前、ベッドに投げ出されたカラフルな包み紙。
ベッドを見ると、未開封のコンドームが置かれていた。
「俺の言う事に逆らって、外に逃げようとしたお仕置き。」
一際大きく奥を突かれる。高ぶる体。あっという間にあたしは本日2桁目の絶頂を迎えた。
「んあぁっ!逃げ、るなんてっ・・・!」
・・・逃げるだなんて、もうあたしの体はこの快楽を知ってしまった以上、心でどう思おうがどこにも逃げられないというのに。
「今日はいっぱい中出しして、俺だけのもんにしてやるからな?」
修平の腰の動きが早くなった。
「でも、子供!」
「危険日じゃないだろ?それに子供が出来ても、いいっ・・・。」
途切れた声は、もうすぐ中に精液をぶちまける事を暗示していた。


それは、修平流のプロポーズ?
それとも、アブノーマルなプレイで頭が沸いちゃっただけ?
勝手に生でヤるなんて。勝手に中出ししようだなんて。
あたしの主張はへし折って、逃げるだなんて決め付けて。

あたしと修平で、子供を作って、あの親子のようになろうだなんて!

「いい、よ・・・。」
快楽で荒らされた頭では判別がつかなかったが、子宮は素直にキュンと頷いていた。
「中に出してください・・・っ!」
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