第1章 花寵腐月
「声、我慢しろよ。」
修平の命令とともに、あたしのお尻にローターが叩き込まれた。
「うあっ・・・!」
急に入ってくるものだから声が出てしまった。荒々しく腰を掴まれる。
「挿れてやるよ。」
そしてすぐさま欲しかったところに欲しかったものが挿れられた。今度は声を我慢できた、というより、興奮で呼吸もままならなくて声が出なかった。
「真砂子、好きだもんなー。バックで激しく突かれながらお尻にローター入れられるの。」
あけすけもない言葉に赤面なんてものも超えてしまった。ただただ、あたしが修平をギュッと締め付ける。
「しかも今日は露出プレイでもあるから、前ヤった時より凄い事しちゃうわけだ。」
イってもイっても奥を突き続けられたあの日が思い起こされる。アナルプレイなんて初めてで、気持ち良いというより頭が処理落ちしてしっちゃかめっちゃかで、修平によると凄い声を上げた後に意識を手放したらしい。
「お花見しながらイき狂うといいよ。」
歪んだ台詞が聞こえたかと思うと、体の奥から突き上げられる衝撃で脳がトリップした。
「はっ・・・ぅん・・・!」
容赦ない圧力に、手で口を押さえる余裕なんてなかった。唇を噛み締めることでどうにか耐える。
窓に手を置く。冷たい。窓は修平のピストン運動に合わせてガタガタ音を立てる。
その音に混じって、子供の甲高い声が聞こえた。多分公園ではしゃぎ回っているんだろう。桜の花びらを空中キャッチしていたりするのだろうか?
「親子が公園いるな。」
冷静に修平がぽつり。あたしの心臓がドキリ。
「ほら。」
上げられるローターの振動数。
「あぁっ!」
「気付かれるぞ?」
必死に我慢した声の代わりに、溢れ出る粘液がそれに応えた。