• テキストサイズ

久世くんには恋愛論を

第5章 恋愛論Ⅳ








 放課後、昨日先輩が言ってた通り、体育館の裏まで行くと、もうそこには先輩の姿があった。なんだろう、ただ立っているだけなのに、その姿がもう画になる。






「・・・せ、んぱい!」
「あ、宮原さん、ごめんね。呼び出したりなんかして。」


 申し訳なさそうに謝る先輩が私に近づく。


「い、いえ。」



「それより・・・お話って何ですか。」







 なんて知らないふりして聞いてみるけど、頭の中は幸せな期待でいっぱいだ。








「・・・うん、ずっと聞きたかったことがあって、」



 先輩の口の動きに息を呑む。




























「久世くんって、どういう人?」
/ 211ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp