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久世くんには恋愛論を

第14章 episodeⅢ 小出政親







「あ、ゆなちゃん俺行かなきゃ。」


 腕につけた時計で時刻を確認して、すでに暗くなった外の風景に気付く。


「ほらあ、やっぱり彼女いるんだ!」


 ゆなちゃんが騙された!というような顔を見せた。


「はは、違うってば。」

「じゃあなに?」

「あー…ほら、あれだ。神様の仕事しに、ね。」





 ゆなちゃんがやっぱり神様なんだ!と目を輝かせた。



 平等に人を愛せる俺は、確かに神様の素質があるのかもしれない、そう思っていた。




 このときまでは。










 









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