• テキストサイズ

久世くんには恋愛論を

第13章 恋愛論XI






「ちょお待ち。」



 チカちゃんが私のくくった髪の毛を引っ張る。




「いったぁ!なんですか、チカちゃん。」
「宮原、知らない人には、」
「ついていかない。」
「ホットドック持ってたら、」
「遠慮なくもらう。」
「おい、」
「なんでよ、食べるためのホットなドックじゃん。」
「ちょっと、誰かこのバカどうにかして。」
「先生、簡単に私を見捨てないで下さい。」





 チカちゃんとそんなやり取りをしていると、ずっと黙ていた久世が急に口を開いた。





「宮原、僕がついておかなくていいの?」







 
/ 211ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp