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日常から非日常へ 【薄桜鬼】

第4章 決定事項


さてさて、土方さんの部屋です。

「お前を呼んだのは他でもねぇ。これからのことだ。」

「これから?」

「あぁ、このまま何もせずにお前をここに置いておく訳にもいかねぇからな。」

「で、俺はどうしたらいいんですか?」

土方さんは、咳を一つすると、後ろから刀を取り出す。おお、しかも大小じゃん。

「これをお前にやる。今日からお前を一番組の副組長。つまり、総司の組に配属する。その為、お前には男装を続けてもらう。」

…はい?

「土方さん!笑えない冗談言わないでください!!」

「冗談で言ってねぇ!これはもう決定だ。異論は認めねぇ。」

認めてよ!俺に意見させてよ!!
急展開過ぎて俺びっくりだよ!!!

「仕事内容だが、俺がこれから大まかに説明する。まず巡察についてだが…。」





ようやく話が終わり、部屋から出た。半刻ぐらいは土方さんの部屋に居た。
大まかって言うからちょろっと説明して後は沖田さんとこ行けとか言うかと思ったら

「ほぼ説明してんじゃねぇか!」

いや、まぁ有難いけどね。後は沖田さん見つけりゃいいだけだし。

「あ、潤ちゃーん。」

…ちゃん?

「ちょっと、無視?僕呼んでるじゃん返事ぐらいしなよ。」

「あ…えと、すいません。」

「ほんと鈍いね、君。で、土方さんに聞いたんだけど、僕の組に配属されたんだって?よろしくね、潤ちゃん♪」

森久保ボイスでちゃん付された、かなり嬉し…じゃなくて!

「あの…その、潤ちゃんって何スか…。」

「女の子だから。」

「あー、はい、そうですね…じゃなくて!俺はここでは男装でいかないといけないから、ちゃん付はちょっと…。」

「君もワガママだよねぇ。」

あんたに言われたくない!
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