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【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第26章 クリスマスなぅです。





「そうかなぁ…?
あ、そーだ!
寝たふりをうまくすれば良いんだね!」



ちがぁぁぁぁう!!


ここで言うセリフは、「そうなの?なら早く寝ないとね」 みたいなのが欲しかった!!切実に!



「お姉ちゃん!精華、がんばるね!」


『あは、はは…。
ガンバッテネー』



そうして私と精華ちゃんはその日眠った。


翌日、つまり今日の朝、私はいつもより早く起き、幸子さんと優さんにこのことを話した。


2人とも凄く悩んでたなぁ…。けっきょく今日の朝はそのまま優さんが出勤しちゃってお蔵入りに。


本当にどうしようかな…。なんなら私が子守唄うたおうかしら。



幸村「花奈?」


『やっぱり絵本の方がいいかな?
どう思う!?精市!』


幸村「は?
なんの話をしてるんだ?」


『でもなぁ〜…精華ちゃんの年で寝てくれるかな?
どう思う精市!?』


幸村「いやだから何の…」


『やっぱりここは私が一肌脱いで、サンタさんになろかな?』


幸村「なにいって…」


『え?なに?
精市もサンタさんやりたいの?
もう仕方ないなぁ〜!
じゃあ2人でサンタコスしよぶばなっ!?』


幸村「いい加減にしないか」


『っっグーで殴ったなぁ!?
私の脳細胞めっちゃ死んだ!!』



くっそぉ!!何もグーでいくことないじゃん!せめてパーにしてよ!チョキでも………目潰しされそうで怖いな…。


やっぱりパーだね!



幸村「精華のことかい?」


『うん。
……あ、てか精市さりげなくスルーしたよね』


幸村「精華なら大丈夫だよ。
どうせ寝るから」


『そっか。
またスルーしたよね』


幸村「うるさい。
しつこい。
めんどうくさい。
これで満足かい?」


『やっぱスルーしてくれた方が良かったかな』



そんなことを話しながら登校した朝でした。









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