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【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第28章 病院にて。





あ……危険信号、発令だ。
サイレンも鳴ってる。


ふらふらした足取り。
虚ろな瞳。


でも確実に、着実に私へと向かって来ているルカちゃんに恐怖する。


どれだけ私のこと殺したいんだよ!
そんなに精市たちが好きなの…!?
もうワケわかめー!!



「大丈夫……。一瞬だよ…?
痛くない…痛くない…。
ふふふっ…!だーいじょぅぶっ!」



いやいや死ぬ時点でもう痛いですから!!
ひかれたあの時、充分痛い目みたし!
君より痛さしってますから!


ひかれた時に感じたものは……

死ぬのは怖い。
死ぬのは痛い。
死ぬのは嫌だ。
死にたくない…!



「……………本当に、それだけ?」


『っ!?』



頭が割れそうなくらいに痛い。
何かが入ってくる。


でも、それを頭が拒否してる。
なに?どうし……て…?



『あなた……は…だ……れ…』


「僕は君の…………する者だよ…。
今はお休…み……。
……いつ、は……………し…まつ……くちゃ…」



私の意識は、ルカちゃんの狂った叫びを聞いてシャットアウトした。









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