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【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第26章 クリスマスなぅです。





今日は待ちに待ったクリスマス!幸村家には大きなツリーが飾られています。


え?クリスマスイブ?寒い中、ブルブル震えて練習してましたが何か?


私と精市は学校に向かうべく外に出ようとしたとき、後ろから幸子さんに声をかけられた。



「花奈ちゃん、精市。
今日はクリスマスだから、早く帰って来なさいね」


幸村「…無理かもしれない。
部員達で少し遊んで来るから」


「そうなの…?
別に良いけど、夜は家族でよ?
良いわね?」


『分かってます、幸子さん。
精華ちゃんも楽しみにしてますしね』



そう言い笑うと、幸子さんは苦笑した。


その理由は1つ。サンタを信じている精華ちゃんにどうやってプレゼントを渡すべきか悩んでいるのだ。


普通、サンタを信じている子供にプレゼントを渡すのは、子供が眠った夜。


幸子さんも去年までそうしてたらしいんだけど、実は昨日の夜、私が精華ちゃんと一緒に寝ようとしたとき。



「ねぇねぇお姉ちゃん!
サンタさんって、お母さんとお父さんなの?」


『!?………コホッ…。
な、なんでそう思うの?』


「あのねー?前のクリスマスに、同じクラスの子がお父さんからおもちゃ貰ったって言ってたの!
だからね、前のクリスマス、寝ないでサンタさん待ってたの。
でもね、サンタさん来なくて、お母さんが来たの!」


『……………』



幸子さん!!!どうしよう!!


わ、私はここで何を言うのが良いんだろうか!?やっぱり上手く誤魔化すべきだよね…!?



『……じゃあ精華ちゃん、その日は全く眠らなかったの?』


「ううんー。
いつのまにか眠くなっちゃって、起きたらお外が明るかった!」


『でしょ?
サンタさんは、皆がしっかり眠った時に来てくれるの。
だから、その時幸子さんが来たのは、たまたまだよ!
そう、たまたま!!』









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