【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】
第14章 自由すぎる彼ら。
そうゆうのって、この世界に来なかったら分からなかったことなんだよね。
そう思うと少し嬉しい。
「こうか?」
「ああ。
取れる確率、75.9%だ」
「………と、取れたぞ!」
「良かったな、弦一郎」
親子かっ!!
真面目な方で、蓮二が親に見えた。
と言うかクレーンゲームたくさんあるのにどうしてリラックス?
海原祭を思い出してしまったじゃないか。
まあ良いけど。
『弦くん、おめでとう』
「む?花奈か。
ありがとう」
「これけっこう簡単『弦くんは凄いねぇ!』」
精市の口を塞ぎ言葉を遮る。
精市には簡単だとしても、弦くんにとっては難関だったんだよ。
精市にはぜひ分かってやってほしい。
『これで一通り回ったかな?
精市、やりたい物とかあった?』
「…無いかな」
『だね…。
今思ったけど、みんな自由だ』
「一緒に来た意味が無いね」
『あ!そうだよ!
皆でプリクラ撮ろう!』
「プリクラ?」
不思議そうに見る精市を連れ、自由人もとい皆を呼び集めた。