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【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第13章 褒められ地獄。





急いで外に出ると、私服姿の精市が待っていた。


え!?ちょ、イケメン!
いや知ってるけどね!?


いつも制服かジャージ姿だったから、私服だとこうも美形なのか。
しょうじき一緒に歩きたくないです。



「花奈?」


『ひゃい!?』


「いつもと雰囲気が違うね。
もしかして、メイクしてる?」


『あ、うん。
よく分かったね。
幸子さんにしてもらったんだ』



少し恥ずかしくて、頬をかきながらへへっと笑ってみる。
ほんのり精市の顔が赤いのは夏だから?



「…行こうか。
はい、手貸して」


『え?まさかお手でもしろと?』



私は犬じゃないんですが。
いやこの世界なら犬じゃなくてふつう猫だろうよ。


精市は1つため息をはき、強引に私の手を取り歩き出した。


ああ、そっちね。
まあ心臓はバクバクしてますけどね!
なんかデートみたいじゃない!


あ、でも皆いるんだからデートではないな。
んー…でも女子1人って悲しい。
誰か誘えば良かったかな。


そんな人いませんけどね!
自分で言って悲しくなっちゃったよ。


電車に乗り待ち合わせのゲーセンまで行く。
現地集合なんだ。
近いからだからかもしれないけど。


ゲーセンにつくと見覚えのある面々がすでに集まっていた。



『皆はやいね。
雅とか絶対に遅刻すると思ってたのに』


「俺は時間にうるさい男ぜよ」


『…似合わない』


「ぷり」



だって雅といえば、遅刻か時間ギリギリって感じがしない?
あ、私だけ?


弦くんや蓮二やジャッカルは、余裕を持って来るって感じがする。



「花奈と幸村くん、なんで手なんか繋いんでんだ?」


「本当だ。
やっぱり2人ってそうゆう関係なのか?」


「うん」


『いやうんじゃない!
違うからね!?』


「おそらく男よけだろう」









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