• テキストサイズ

【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第13章 褒められ地獄。





「んー、これもいいわねぇ…。
でも焼肉でしょ?
ラフな格好の方がいいかしら?」


『幸子さんにお任せします』


「あらそう?髪もメイクも私がしてあげるからね。
ふふっ。こうゆうの憧れだったの!
精華はまだ出来ないから嬉しいわぁ」



そう言って綺麗に笑う幸子さん。


なぜか私は朝早くからファッションショーをしています。
さっきから着ては脱いでの繰り返し。
ぜんぶセンスが良くてさすがだと思うよ。



「んー…。やっぱりこれからしらね!
花奈ちゃんスタイル良いから何でも似合うわ」


『あ、ありがとうございます…。
でも幸子さんには負けますよ』


「あら、ありがとう!
さ、これ着てきてちょうだい」



幸子さんに渡された今日のコーデは…
パーカーワンピースにハイヒールと言う感じの、ラフだけど可愛い格好。


私の好みだ。



「良く似合ってるわ。
こっち来て。
髪とメイクしてあげるから」


『は、はい…!』



その後も数十分、いや小1時間かけて改造された私はやっと幸子さんから開放された。


鏡を見ると、髪はまっすぐに伸ばされ、派手じゃないナチュラルメイクをされていた。


自意識過剰かもしれないが、それなりに似合ってる。
こっちに来てからおしゃれなんてして無かったからな…。


満足気な幸子さんが携帯で私のことを撮っている。
なんか恥ずかしい…!!



「もお本当に可愛いわねぇ!
精市が気に入るのも分かるわ」


『はい?
…その逆だと思うんですけど』


「あら。花奈ちゃんそっち方面は鈍いのね。
精市も苦労するわ」



なんで精市は幸子さんに同情されてるんだろうか。
まあいいや。



『そろそろ時間なんで行きますね。
精市は用意終わったかな?』


「精市なら先に外で待ってるって言ってたわよ?
ほら、早く行ってらっしゃい」


『マジですか。
じゃあ行ってきまーす!』









/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp