第12章 謝罪と約束。

『あ､グループ5名様までだ』



そういった途端、ショボンとなる3人｡
分かりやすくて可愛い…！！



『……2人の分は皆で割り勘でもしようよ。
せっかくなんだし皆で行こ！』


｢い、いいのか！？｣


『うん、楽しそうだし』


｢それで、いつ行くぜよ｣


｢どうせなら明日にでも行こうぜ｣



普段は乗り気にならない人達がここぞとばかりに律せんして決めている｡


めっちゃそわそわしてるし…｡
楽しみなんだよね。
素直で宜しい。


私的には柳生と赤也も居てほしかったけど、赤也も柳生もまだテニス部じゃないんだよね。


赤也にいたってはまだ入学すらしていないし｡
柳生は来年の夏から、遠いなぁ…。



『私はそれで良いよ。皆は？』



私の言葉に皆が了承の返事をくれる｡


ん？でも、焼肉っていったら普通夜だよね？
なら夜まで遊べばいいんじゃないの？



｢どうせなら明日遊んでから焼肉いかないか？｣


『私もそれ思ってたとこ。
まさかの意思疎通ってやつ？』


｢ふふっ。
そうかもしれないね｣



なんか嬉しいような嬉しくないような微妙な気持ち｡
これ言ったら怒られるかな。



｢ならゲーセン行こうぜー！｣


｢ゲーセン……だと？｣



そう言えばゲーセン＝弦くんのたるんどるが出てしまう｡
でもこの気を逃したくはない…！
そして欲を言えばプリクラを皆で撮りたい。



『弦くん、焼肉の為だよ』


｢む！？わ、分かった…｣


｢それじゃあ明日の……｣



結論から言うと、明日は皆でゲーセン＆焼肉に行きます。
服とその他もろもろは幸子さんに相談しよう。