• テキストサイズ

【トリップしたけど…】テニスの王子様【どうするの?】

第6章 初の全国大会。





「そんなの知らないよぉ…!
ふぇぇーん!」



あわわ!な、泣いちゃった。
私が泣かせたの!?
女の子泣かせるなんて初だよ!



『と、とりあえず、ルカちゃんは皆の様子みてて。
私はドリンク作り直すから』


「花奈ちゃん優しいねぇ~!
ありがとぉ」


『え!?あ、そ、そうかなぁ?
あはははは…!』


「じゃあ後はよろしくねぇ。
精市くーーん!」



な、何あれ…?
涙なんかカピカピでしたよ?
濡れてすらなかったよ?


……え!?
どうゆうことかな!?


んー…。私の頭じゃ理解できない。
ひとまずドリンク作って渡していこう。


適当に、恐らく美味しいであろうドリンクを皆に渡して行く。



『はい精市、ドリンク』


「ありがとう、花奈。
わざわざすまない」


『いいよ。気にしない
「精市くーん、試合頑張ってねぇ!」



突然、私と精市の間に入って来たルカちゃん。
精市は嫌そうな顔をしながらも適当に対応している。


ルカちゃんはそんな事おかまいなしに、精市の腕に自分の腕を絡ませている。
ルカちゃん美人だし、お似合いだな。


“チクリ…”



『ん?』



なんか胸が痛い。


病気?
そんなわけないよね。
健康なのが私の取り柄なんだし。


でも、なんでだろう…。
どうして、ルカちゃんと精市が仲良くしているのを見ると胸が苦しくなるの?


変なの……。



「試合はじまるぞー。
レギュラーはコートに入れ」



こうして、私たちの初めての全国大会決勝戦は始まった。









/ 76ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp