第4章 おまけ/NG集/あとがき
TAKE2-1
ページ14より
雷に交じり、近くで馬の轟く声がする。
「殿が、討ち取られました... ...!」
いよいよ時が来たか。
私は短剣を抜いた。
目を瞑る。
さようなら、信長。
突然、短剣を持つ手を叩かれた。
目を開けるとそこには、
「あなたね、あの人のお気に入りって子は」
濃姫がいた。
濃姫は珠実のあごをくいと持ち上げる。
「あの人にしては、随分可愛らしい子ね。ふふ、気に入ったわ。行きましょう一緒に、地獄へ」
「地獄!?」
「そう。気持ち良いところ... ...」
濃姫は珠実の手を取り馬へと向かった。
壁の向こうに、すっと姿を隠す信長の姿が見えた。
信長「... ... 是非もなし」
作者「是非もあるわ!」
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