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異世界の住民2【黒子のバスケ】

第8章 覚悟と決意


それを見た賢次は、僅かに目を見開き賢次の刀もキラン…と輝かせる。そして、お互いに刀術を使う。ドガーンッ!と大きな音を立てて、お互いの術同士がぶつかり合う。

それで、爆風が凄かった。だが、それだけで終わるわけじゃなかった。実は、赤い瞳の光瑠は、もう1つ刀術を発動させていた。それに気付くのが少し遅れた賢次は、刀を前に出してガードの体勢に入ったが、それでも吹き飛んでしまった。

赤い瞳の光瑠は、左腕しか残ってないのにこの威力だ。元々光瑠は、能力が高い。更に、そこに刀術を発動させてしまえば、かなりの威力が高いと思える。

「お止め下さい!光瑠様!貴方様は、こんなする人ではない筈です!目を覚まして下さい!」

優花は、赤い瞳の光瑠に向かって正気に戻そうと呼び掛ける。しかしながら、赤い瞳の光瑠は、冷徹な瞳で優花を見る。それは、いつ殺されても可笑しくはなかった。足元から竦む。それだけ、今の赤い瞳の光瑠は怖いのだ。

赤い瞳の光瑠は、優花に狙いを定める。赤い瞳柚姫とは違い赤い瞳の光瑠は、『破壊』だけが目的だから、順番などは関係なかった。ひたすら、周りにいる人達を『破壊』というなの殺しをしていくのだ。

「優花!逃げなさいッ!」

「あ………。」

賢次の言葉よりも行動が早かった赤い瞳の光瑠は、優花の目の前にいて刀を振り上げていた。だけど、それを見切って先に行動していた人物がいた。

「優花さん!」
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