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異世界の住民2【黒子のバスケ】

第7章 破壊衝動


「私の命令で、絶対に動く人物がいるよ。忠実な私の部下…洸汰がいる。なるべく、彼の手は汚したくなかったけど…。」

「ふ~ん。なるほどね。だけど、1つだけ言っておくわ。その部下さんより私の方が強いわよ。すぐに殺されちゃうわ。」

赤い瞳の柚姫は、不気味な笑みを浮かべている。まるで、洸汰は自分に勝てないという表情だった。確かに、言われた通りに、もしかしたら洸汰には勝ち目がないと思われる。

しかしながら、柚姫はそんな事を思っていない。洸汰には洸汰の強さを持っていると信じているからだ。だから、もう一人の柚姫の言葉には、耳を傾けない。

柚姫は、僅かに口元を緩ませては勝利の笑みを浮かべる。それを見た赤い瞳の柚姫は、僅かに目を見開く。

「貴方は、きっと殺されるよ。例え、私じゃなくても…。」

「黙れッ!!黙れ黙れ黙れ黙れッ!」

赤い瞳の柚姫は、険しい表情をしては荒々しい声を張り上げる。それを見た柚姫の表情は、真剣な顔へと変えてはギュッと刀を強く握り締める。

赤い瞳の柚姫から感じられる殺意が凄かったからだ。赤い瞳の柚姫は、自分と同じ刀を構える。

「この場から貴方を消してやるッ!意識を消せば、今すぐに貴方の体を操れるッ!死んでしまえッ!」

赤い瞳の柚姫は、柚姫に襲い掛かる。キィーンッ!と高い音が鳴り響きお互いの刀がぶつかり合う。

赤い瞳の柚姫の実力は分からない。似ていて、もしかしたら同じぐらいの力を持っているのでは…と思う。
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