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異世界の住民2【黒子のバスケ】

第6章 不可解なこと…


柚姫は、微笑み黄瀬と赤司にそんなことを言った。

「柚姫っち、少し休んだらどうっスか?」

黄瀬の一言に、柚姫の瞳はトロンとする。先程の出来事で余程疲れたと思える。

「じゃあ……少し、だけ…。」

柚姫は、弱々しく言ってから赤司の腕の中で眠る形となった。それを見た赤司と黄瀬はお互いの顔を見てから苦笑をする。

「余程疲れたみたいだな。」

「…そうみたいっスね。赤司っち……さっきのことなんスけど…。」

「…あぁ。それは、賢次さん達に知らせておく。あれは、尋常じゃない。」

2人で話し合った結果、賢次達に報告しようということになった。しかし、柚姫だけではなかった。異変は、光瑠もだった。

時間帯は、柚姫とほぼ同時だった。光瑠は、書類を本棚に戻そうとした時だ。書類室には、優花と笠松がいた。それだけではない。緑間もいた。

柚姫と同じように何かが光瑠を襲った。思わずの出来事で、その場に座り込んでは倒れてしまった。勿論、優花や笠松、緑間は驚いた。

「光瑠様!どうされたんですか?!」

「っ、く…そ…………。ど、どう……なって………。」

光瑠は言葉を繋げようとしたが、上手く口が動かない。苦しそうに表情を変えては、得体の知らない物に耐えるしかない。

「しっかりしろ!」

笠松が光瑠に呼び掛ける。しかし、返事をしようとすれば、苦しげな声しか出せない光瑠。

「賢次さんを呼んできます!」

優花は、光瑠にそう言って部屋を出て行こうとする。
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