• テキストサイズ

異世界の住民2【黒子のバスケ】

第9章 決着のとき……


柚姫は、チラッと光瑠の方を向く。それに気が付いた光瑠は、肩を竦める。そして、光瑠は、優花の前で跪く。

「優花、頼りない俺かもしれない。また、迷惑を掛けるかもしれない。だが、これだけは伝えたい。俺は、お前を一生、愛している。どうか、俺と共に生きてくれないだろうか…。俺の傍で…。」

光瑠は、しっかりと優花を見つめる。突然のプロポーズだ。光瑠は、本気だ。それを読み取った、優花も真剣な瞳と変えていたが、どこか嬉しそうだった。

「はい!不束者ですが、よろしくお願いします!」

周りから見れば、とても微笑ましい光景だ。すると、賢次は洸汰に声を掛ける。

「洸汰は、貴方も姫様と共に行ってみてはどうですか?」

「え!?だが…。」

流石の洸汰は迷っていたらしい。それを見ていた黒子が是非、来てみてはどうですか?と声を掛ける。

「柚姫さんと共に、来ましょう。とても楽しいですよ。」

「ふん、俺達の住んでる世界を堪能するといいのだよ。」

「何、真ちゃん…上から目線は。」

「黙れ、高尾。」

緑間のあまりにもの言葉に、隣で腹を抱えて爆笑をする高尾に対して、怒る緑間の姿があった。

「洸汰、一緒に行こう?共に、本当の平和な世界を…。」

「…姫様がそう仰るのなら…。」

洸汰の返事を聞いて嬉しそうにする柚姫だった。光瑠は、微笑みながら黒子達に伝える。

「黒子達、柚姫と洸汰を頼んだぞ。そして、2人共、たまには帰って来いよ。土産話を楽しみにしている。」
/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp