第9章 決着のとき……
それぞれ、黒子達は口を揃えて返事をした。柚姫は、異世界へと…黒子達の住み世界の術を発動させ、消えていった。
残ったのは、光瑠、賢次、優花の3人だ。
「さて、帰るぞ。俺達の国に…。」
「皆さん、光瑠様を待っていますよ。」
「久しぶりに私の手料理も作ります!!」
3人は、楽しそうに会話をしながら、賢次が呼んでいたペガサスに乗り国へと帰って行ったのだった。
一方で、無事に帰れた黒子達は、辺りを見回す。
「帰ってきたんだな…。」
火神の一言は、長い時間、あの世界にいたような錯覚をさせる。実際は、そうでもなかった。
元の世界に帰ってきた黒子達の時間は、そんなに経ってもいなかった。
唯一変わったのが、柚姫、洸汰が来ていた。勿論、2人にとって、興味ばかりあるものだった。
「征十郎、色々と教えてね。」
「あぁ、分かっている。お前達のなかった物が沢山あるからな…。」
「良い土産話になりそうだな…。」
洸汰も、楽しそうな表情になっていた。
「というわけで、バスケしよーぜ。」
「いいっスね!!皆で、バスケしようッス!!」
青峰が、急にバスケをしたいということで、それに賛成をする黄瀬の姿。勿論、2人は知らないわけで…皆から教えてもらうことになったのだった。
―完―