第8章 テストの時間
渚(そして、中間テストの日がやってきた。
テストは本校舎で受ける決まり。
つまり、僕らE組だけがアウェーでの戦いになる)
問題が”怪獣”として
E組の生徒たちに襲いかかってくる。
解き方が分からず、問4の問題に苦戦する生徒たち。
渚(分かっちゃいたけど…
この学校のテストのレベルは凶悪だ。
やばい…
攻略のとっかかりがつかめない…。
このままだと、この問題に…やられる)
一方、殺せんせーは隔離校舎にいた。
ビッチ「本気なの?
クラス全員・50位以内入らなければ、出ていくって」
そうビッチ先生に聞かれ、殺せんせーは頷いた。
ビッチ「出来るわけないじゃない!
こないだまで底辺の成績だったでしょう?あの子たち」
殺せんせー「どうでしょう?
こないだまでは知りませんが、私の生徒たちです。
ピンチの時にも、ちゃんとわが身を守ってくれる。
私が彼らに授けるのは、そういう武器です(微笑」
その瞬間、問4に苦戦していた渚の脳裏に響く声
”ちゃんと教えたはずです。
あれは正体不明のモンスターではありません。
あのヒレから観察してみましょう。
ほら、よく見れば、ただのヒレです。
一か所ずつ、問題文を見極めて
それらを繋いで全身を見れば、ね?
なんてことない相手です。
さぁ、君の刃で料理してしまいましょう”
渚(わかる…。
問題文の重要な部分、解き方のコツ。
全部、殺せんせーが教えてくれた通りだ。
この問題なら…やれる!(微笑)
次の問題も!次の問題も!次の…!)
だが、しかし…
問11の問題で、止まってしまった。