第2章 昼休み
渚「もしかして…
二人って、付き合ってる?」
寺坂「誰が誰とだ、ゴラァ!!!!」
ずももももももも
と渚を睨み据えながら
寺坂は、掴みかかりました;
ケイト「まあまあ。
竜馬とは幼馴染だよ」
『幼馴染!?』
ケイト「うん。
小学校同じで、同級生だったんだ。
クラスほとんど一緒だったよね?」
寺坂「うるせぇ。黙って飯でも食っとけ」
殺せんせー「では、友達といった感じですか?」
ケイト「そんな感じかなぁ」
寺坂「ちっ。
大体お前が、俺と関わろうとしないようにしねぇから
こうなったんだろうが」
ケイト「別にいいじゃん。
理事長とは、反りが合わないって元から思ってたし。
『成績が良くて、スポーツ万能』って言われてて
そんでもって、過敏にギャーギャー言われ続けてたし」
殺せんせー「学力などで勝てなければ口でですか…
あさはかにもほどがありますねぇ」
ケイト「A組ってさ…
ガチガチで、ぎちぎちで、カリカリなんだ…
E組を差別しなければいけない…
同じ人なのに、差別しなければいけない…
ただの個性を、何で差別しないといけない?
事情が重なって、悪くなる人だっている。
それなのに
それを考慮しようともせずに
悪いのだと決めつけ、強引に落として…
そんなやり方が気に食わなかった…
行っても言っても、とりあおうともしない
そのうち目の敵にされて、こうなった…
それで…
去り際に、理事長に言ったんだ…
『あんたのやり方は、間違っている。
私が選んだ道に、悔いはない。
だが…私は、間違ったことはしていない!』って…
だから…
スマホも返そうとしたんだけど
GPSはついてないから、安心して使って欲しいってさ。
しかも最新機能入りの新品らしいんだ。
使い方さっぱりわからない;(溜息」
『それで話す直前顔をしかめたのか!;)…;』
茅野「それなら、私が教えるよ」
ケイト「ありがとう、茅野さん^^」
茅野「カエデって呼んでよ^^ケイトちゃん♪」
ケイト「うん。
よろしく、カエデちゃん^^」
そうして…