第2章 昼休み
「困ったことがあったら、いつでも言えよ?」
「よろしくね、ケイト(微笑」
などと
次々に同級生たちから言われ、
喜んでいるケイトに対し…
寺坂「けっ!」
嬉しくなさそうな寺坂。
「嫉妬?(にやにや」
寺坂「ちげぇよ!!!!」
そんな光景を見ながら…
殺せんせー「ぬるっふっふっふっ。
A組に、こんな生徒がいてくれて嬉しいです^^♪」
殺せんせーは
おのずと、嬉し気に微笑みながら呟いていた。
昼ご飯を一緒に食べることになり
外に出ることになった
茅野「それで寺坂君の左隣の席って
殺せんせーが言った時、すぐわかったんだ」
ケイト「うん。
あんまり言うべきじゃないかもだけど…
初めて会ったのは…
高校生に、お金をせびられている時かなぁ。
高校生の群れから、暴行受けててさぁ」
渚「え!?」
ケイト「と言っても、小1の時の話だよ?」
茅野「それでどうしたの?」
ケイト「助けたから、こういう関係になった。
竜馬曰く、腐れ縁だとさ」
『ええ!!??;(たった6歳で!?;』
ケイト「うん。言ってなかったっけ?
私は『風月流格闘術』、58代目師範田中恵土!
一子相伝の最強格闘術だ!!(ばーん」
殺せんせー「なんですってーッ!!??;(にょきっ」
渚「殺せんせーいたんだ;」
木の根元でシートを引いて
弁当を広げようとしていた三人だったが…
そこに木の上から
殺せんせーがいきなり現れると同時に叫んだ;
殺せんせー「風月流格闘術…
自然の中で磨かれ、研鑚され続けた
空手とも柔術とも剣術とも当てはまらない
最強の…『無手の無効化術』!!!
それがまさか…
ケイトさんに伝承されているとは!!(震え」
渚「58代ってことは…
23歳で子供がいると考えて
その流派は、1334年前から!?」
茅野「今から1334年前とすると…
飛鳥時代ってこと!?;」
驚きのあまり、静まり返っていた…
が…